アフロディーテ高地の南、アイノ平原にある環状構造。　この特徴的な地形は、コロナ又はオボイドと呼ばれ今までに３０箇所位発見 されている。（直径：２００～６００ｋｍ）　このアイノ平原にあるコロナは、直径が約２００ｋｍあり、その周りには同心円を描くようにしてリッジが取り囲んでいる。これは地殻内部のホット・スポットから上昇したマグマの泡が造った巨大なドームがつぶれて出来たのではないかと考えられている。　１０年ほど前、ロシアの科学者が衛星画像を元に、地球にも環状構造らしきものが存在することを発見した。金星、地球ともにその成因がはっきりしているわけ ではないが、これからの比較研究に期待できるだろう。　コロナの 上方にあるのは「パンケーキ」で、直径は３５ｋｍ。 ヴィナ地域にある３つのクレーター３Ｄ画像。　衝突の際の放射物が周りを囲み、中央丘もはっきりと確認できる典型的な衝突クレーター。　最大のものは直径約５０ｋｍある。

（photo by NASA）